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「もう何本も歯を失ってしまった」「奥歯で噛めないまま何年も過ごしている」——そんな状態を抱えながら、歯科医院の扉を叩けずにいる方は少なくありません。踏み出せない理由をうかがうと、多くの方が同じ言葉を口にされます。「治療にどれくらいの期間がかかるのか分からないから怖い」と。
終わりの見えないものに飛び込むのは、誰だって不安なものです。逆に言えば、期間と通院回数の見通しさえ立てば、一歩は驚くほど軽くなります。まとまった休みが取りやすい夏は、その第一歩を踏み出すのに適した時期でもあります。
「期間が分からない」ことが治療を遠ざけている
歯を多数失った状態からの再建治療は、1本のむし歯を削って詰めるような治療とは性質が異なります。歯周病、根の病気、噛み合わせの崩れなどが複雑に絡み合っているため、順序立てて進める必要があり、どうしても一定の期間が必要になります。
ところが、この「一定の期間」が具体的に示されないまま話が進むと、患者さんの頭の中では不安だけが膨らみます。「何年もかかるのでは」「仕事を休み続けられない」——そうして先延ばしにしている間にも、残っている歯にかかる負担は増え、失う歯の本数が増えてしまうことがあります。
だからこそ私たちは、治療を始める前の段階で全体の流れと期間の見通しをお伝えすることを大切にしています。ゴールが見えている道のりは、同じ距離でも歩きやすくなるからです。
再建治療の流れと期間の目安
お口の状態によって幅がありますが、多数の歯を失った方の再建治療は、おおむね次のような段階を踏みます。
- 検査・診断・治療計画の立案(1〜2か月)
- 歯周病治療や感染の除去など、土台を整える処置(2〜6か月程度)
- 抜歯やインプラント埋入、骨造成などの外科処置(必要な場合)
- 治癒を待つ期間(部位や骨の状態により数か月)
- 仮歯で噛み合わせを調整する期間(数週間〜数か月)
- 最終的な被せ物・義歯の装着
- メインテナンスへの移行
全体としては、比較的シンプルなケースで半年前後、外科処置や骨の再生を伴う難しいケースでは1年以上かかることもあります。通院回数は月に1〜2回のペースが一つの目安で、治療内容によっては1回の来院で複数の処置をまとめて行い、回数を抑える組み立て方も検討できます。
「治らない期間」ではなく「積み上げる期間」
期間の中には、外科処置後の治癒を待つ時間や、仮歯で噛み心地を確かめる時間が含まれます。一見すると何も進んでいないように感じられるかもしれませんが、この待つ時間こそが、長く使える口をつくるうえで欠かせない工程です。急いで最終的な歯を入れてしまうと、後々のトラブルにつながることがあります。
夏の長期休暇を活かすという選択
再建治療の中で、比較的まとまった時間が必要になるのは、初期の検査・診断と、抜歯やインプラント埋入などの外科処置の前後です。腫れや違和感が出やすい時期に予定を空けておけると、体も気持ちも余裕を持って過ごせます。
夏休みやお盆前後にお休みが取れる方であれば、この時期に検査と診断を済ませ、治療計画を固めておくという進め方があります。年内に噛める状態を目指したい、来春までに一区切りつけたいといった目標がある場合、逆算すると夏は動き出しやすいタイミングと言えます。
また、仕事や家庭の予定を先に共有していただけると、通院間隔や処置の順番を調整しやすくなります。治療計画は、お口の状態だけでなく、生活のリズムに合わせて組み立てるものだと考えています。「毎週は通えない」「この時期は出張が多い」といった事情も、遠慮なくお話しください。
まとめ
歯がボロボロの状態からの再建治療は、確かに時間のかかる治療です。しかし、その期間は「終わりが見えない不安な時間」ではなく、検査・土台づくり・治癒・調整という工程を一つずつ積み上げていく時間です。おおよそ半年から1年以上、月に1〜2回の通院が目安となりますが、正確な見通しはお口の状態を拝見して初めてお伝えできます。
まずは、ご自身の口がどのような状態にあり、どれくらいの道のりになるのかを知ることから始めてみませんか。津市の大杉歯科医院では、多数の歯を失った方の再建治療について、検査結果をもとに期間と通院計画をご説明しています。治療を受けるかどうかを決めるのは、その説明を聞いてからで構いません。時間に少し余裕のあるこの時期に、一度ご相談いただければと思います。
歯周病インプラント治療専門
三重県津市の歯医者・歯科
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