虫歯・重度虫歯

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1.「まだ痛くないから大丈夫」は本当?



虫歯は静かに始まり、自覚症状のないまま進みます

虫歯は、歯に穴があいた瞬間から始まる病気ではありません。多くの場合、痛みや違和感がほとんどない状態から、時間をかけて少しずつ進行していきます。そのため、患者さん自身が異変に気づいたときには、すでに治療が必要な段階に達していることも少なくありません。

お口の中には誰にでも多くの細菌が存在しており、日常の食事や間食によって取り込まれる糖分を栄養に、酸を作り出します。この酸によって歯の表面を覆うエナメル質からミネラルが溶け出す現象が起こりますが、この段階では見た目の変化もわずかで、痛みを感じることはほとんどありません。虫歯は、気づかれないまま進むという性質を持った病気です。

唾液の修復作用が追いつかなくなると虫歯は進行します

本来、歯は一度受けたダメージを修復する力を持っています。唾液には、溶け出したミネラルを歯に戻す再石灰化という働きがあり、酸性に傾いたお口の環境を中和する役割も担っています。そのため、脱灰が一時的なものであれば、歯は自然に回復することもあります。

しかし、甘い飲み物を長時間飲み続ける習慣や、間食の回数が多い生活が続くと、歯が酸にさらされる時間が長くなります。さらに、口呼吸や加齢、ストレス、薬の影響などによって唾液の分泌量が減少すると、再石灰化が追いつかなくなると、虫歯が進行する可能性が高くなります。こうした生活環境の積み重ねが、知らないうちに虫歯を進める大きな要因となります。

痛みを感じた時点で虫歯は次の段階に進んでいます

虫歯は、進行するまで痛みが出にくい病気です。初期の段階では、歯の表面がわずかに白く濁る、ツヤが失われるといった変化が起こるだけで、日常生活に支障を感じることはほとんどありません。しかし、歯の内部にある象牙質に達すると、虫歯の進行は一気に速まります。

冷たいものや甘いものがしみる、噛んだときに違和感があるといった症状が現れ始め、さらに神経に近づくと、何もしていなくてもズキズキと痛むようになります。つまり、はっきりとした痛みを感じた時点で、虫歯はすでに進行している可能性が高いのです。虫歯は、痛みが出てから考える病気ではなく、痛みが出る前に向き合うことが歯を守るうえで重要になります。



2.「しみる」で止まるか、「痛い」まで進むか



虫歯は段階ごとに性質とリスクが変わります

虫歯は、同じ病名であっても進行している深さによって歯への影響や治療の考え方が大きく異なります。歯の表面にとどまっている段階と、歯の内部や神経に近づいている段階とでは、治療の内容だけでなく、歯の寿命そのものに与える影響も変わってきます。そのため、現在どの段階にあるのかを正確に見極めることが、将来を見据えた治療には欠かせません。

虫歯は、エナメル質、象牙質、そして歯の神経へと、少しずつ深く進行していきます。この流れを理解することで、「なぜ早期発見が重要なのか」「なぜ放置すると治療が大きくなるのか」が明確になります。

初期から中等度では症状があいまいなことが多い

虫歯の初期段階では、歯の表面を覆うエナメル質に変化が起こります。この時点では、歯の表面が白く濁ったり、ツヤが失われたりすることがありますが、痛みを感じることはほとんどありません。そのため、虫歯が始まっていることに気づかず、日常生活を続けてしまうケースが多く見られます。

やがて虫歯がエナメル質の内側にある象牙質に達すると、進行のスピードは一気に速まります。象牙質はエナメル質よりもやわらかく、細菌が内部へ広がりやすい構造をしているためです。この段階になると、冷たいものや甘いものがしみる、噛んだときに違和感があるといった症状が現れ始めます。ただし、症状が一時的に落ち着くこともあるため、「様子を見よう」と放置されやすいのが特徴です。

しかし、この段階は神経を守れるかどうかの重要な分岐点でもあり、対応が遅れることで、虫歯はさらに深く進行していきます。

神経に近づくと治療の選択肢は大きく変わります

虫歯がさらに進行し、歯の神経に近づくと、症状はよりはっきりと現れるようになります。何もしていなくてもズキズキと痛む、夜になると痛みが強くなるといった症状は、神経に炎症が及んでいる可能性を示しています。この段階では、治療はより専門的な判断が必要になります。

状態によっては神経を保存できる可能性もありますが、炎症や感染が進行している場合には、歯の根の中を清掃・消毒する根管治療が必要になります。また、一度強い痛みが出たあとに痛みが消えた場合でも、それは治癒ではなく、神経が壊死して感覚を失っている状態であることも少なくありません。歯の内部では細菌感染が広がり、歯の根の先に炎症や膿が生じているケースもあります。

このように、虫歯は進行段階によって治療の内容も、歯の将来も大きく変わります。だからこそ、「しみる」「違和感がある」と感じた時点で相談することが、歯を守るための重要な判断となります。



3. なぜ虫歯は重度化してしまうのか



生活習慣が虫歯の進行スピードを左右します

虫歯が重度化する背景には、日々の生活習慣が大きく関係しています。甘いものをよく口にする、間食の回数が多いといった習慣は、虫歯の原因としてよく知られていますが、特に問題となるのは「摂取する量」よりも「摂取する頻度」です。糖分を含む飲食を少しずつ何度も摂ることで、お口の中は長時間酸性に傾いた状態となり、歯が修復される時間が確保できなくなります。

また、甘い飲み物をゆっくり飲み続ける習慣や、就寝前の飲食も、虫歯の進行を早める要因になります。睡眠中は唾液の分泌量が減少するため、酸による影響を受けやすく、知らないうちに歯へのダメージが蓄積していきます。こうした生活習慣の積み重ねが、虫歯を静かに、しかし確実に進行させてしまいます。

唾液量の低下と口腔環境の変化

虫歯の進行には、唾液の量や質も深く関係しています。唾液には、歯を修復する再石灰化作用や、細菌の増殖を抑える働きがありますが、口腔内が乾燥するとその効果は十分に発揮されません。口呼吸の習慣がある方や、加齢によって唾液分泌が低下している方は、虫歯が進行しやすい状態にあるといえます。

さらに、ストレスや服用している薬の影響によって唾液が減少するケースも少なくありません。お口の中が乾きやすいと感じている場合、本人が気づかないうちに虫歯のリスクが高まっている可能性があります。唾液の働きが弱まることで、初期段階の虫歯が修復されず、重度虫歯へと進行してしまうことがあります。

初期症状を見逃すことが重度化につながります

虫歯が重度化する最大の理由の一つは、初期症状が見逃されやすいことにあります。初期から中等度の虫歯では、痛みがほとんどなく、違和感も軽度なため、受診のタイミングを逃してしまうことが多くあります。「しみることはあるが我慢できる」「一時的なものだと思った」といった理由で放置され、その間に虫歯は歯の内部へと進行していきます。

また、治療を途中で中断してしまうことも、虫歯の重度化につながります。仮の詰め物のまま長期間経過すると、そこから細菌が侵入し、再び虫歯が進行することがあります。定期的な検診を受けず、状態を確認しないまま時間が経過することも、虫歯が深く進行する一因です。虫歯は放置すれば自然に治ることはなく、早期の対応を逃すほど、治療は複雑になっていきます。



4. 「その痛み、歯の中で何が起きている?」重度虫歯で進行する深刻な変化



重度虫歯は「神経まで達した状態」を指します

重度虫歯とは、虫歯が歯の表面や内部の象牙質を超え、歯の神経に近づく、あるいは神経そのものに達した状態を指します。専門的には、虫歯の進行度を示す分類でC3〜C4と呼ばれる段階にあたります。この段階では、歯の内部で細菌感染が進行し、自然に回復することはありません。

歯の神経は、痛みを感じるだけでなく、歯に栄養を届ける重要な役割を担っています。そのため、神経が炎症を起こしたり壊死したりすると、歯そのものの寿命にも大きな影響を及ぼします。重度虫歯は、単に「痛みが強い虫歯」ではなく、歯の内部構造そのものが深刻なダメージを受けている状態だといえます。

痛みが消えたから治った、とは限りません

重度虫歯では、強い痛みが続くケースもあれば、ある時点を境に痛みが急に消えるケースもあります。しかし、痛みがなくなったからといって虫歯が治ったわけではありません。多くの場合、これは歯の神経が壊死し、痛みを感じなくなった状態です。

神経が死んでしまうと、歯の内部では細菌感染がさらに進行し、根の中へと広がっていきます。その結果、歯の根の先に炎症や膿が生じ、噛んだときの違和感や歯ぐきの腫れといった症状が現れることがあります。自覚症状が乏しいまま進行するため、発見が遅れやすいのも重度虫歯の特徴です。

重度虫歯は放置すると全身への影響も考えられます

重度虫歯を放置すると、場合によっては全身状態に影響を及ぼすこともあり、腫れや強い痛みを引き起こす原因になります。状態が悪化すると、顔が腫れる、発熱を伴うといった症状が出ることもあります。

また、慢性的な炎症が続くことで、噛み合わせのバランスが崩れ、周囲の歯に過剰な負担がかかることもあります。重度虫歯は、一本の歯だけの問題ではなく、お口全体、さらには日常生活の質にも影響を及ぼす可能性がある状態です。そのため、痛みの有無に関わらず、早期に適切な診断と治療を受けることが重要になります。



5. 見逃してはいけない重度虫歯のサイン



強い痛みだけが重度虫歯の症状ではありません

重度虫歯というと、「激しい痛みが出る状態」をイメージされる方が多いかもしれません。しかし実際には、強い痛みが必ずしも続くとは限らず、症状の現れ方には個人差があります。初期には違和感程度で済むこともあり、そのまま放置されてしまうケースも少なくありません。

歯の神経に炎症が及ぶと、ズキズキとした拍動性の痛みや、夜間に痛みが強くなるといった症状が現れることがあります。一方で、炎症が進行して神経が壊死すると、痛みが一時的に消えることもあります。この状態を「治った」と誤解してしまうと、歯の内部では感染が進行し続け、さらに深刻な状態へと移行してしまいます。

痛み以外に現れる重度虫歯のサイン

重度虫歯では、痛み以外にも注意すべきサインが現れることがあります。噛んだときに歯が浮いたような感覚があったり、特定の歯だけ違和感が続いたりする場合、歯の根の先に炎症が広がっている可能性があります。また、歯ぐきが腫れる、押すと違和感がある、膿のようなものが出るといった症状も、重度虫歯の代表的な兆候です。

さらに、口臭が以前より強くなったと感じる場合や、歯の色が黒ずんできた場合も注意が必要です。これらは、歯の内部で組織の壊死や細菌感染が進行しているサインであることがあります。自覚症状がはっきりしないまま進行する点が、重度虫歯の怖さの一つです。

迷ったときこそ早めの診断が重要です

重度虫歯は、症状だけで進行度を正確に判断することが難しい病気です。「これくらいなら様子を見ても大丈夫」「忙しいから後回しにしよう」と考えている間にも、歯の内部では感染が進行している可能性があります。特に、過去に治療した歯に違和感がある場合や、痛みが出たり引いたりを繰り返している場合は、早めに診断を受けることが重要です。

適切なタイミングで診断と治療を行えば、歯を残せる可能性が広がるケースもあります。逆に、受診が遅れるほど治療は複雑になり、歯への負担も大きくなります。重度虫歯は、「痛みが限界になってから行く治療」ではなく、「違和感の段階で向き合う治療」が歯を守る鍵になります。



6. 「抜くしかない」と言われる前に 重度虫歯で選べる治療と歯を残す判断基準



重度虫歯治療で最初に行うのは「正確な診断」です

重度虫歯の治療では、「抜くしかないのか」「残せる可能性があるのか」という判断が最も重要になります。重度虫歯の治療において、最も重要なのは、いきなり処置を始めることではありません。まず必要なのは、歯の内部で何が起きているのかを正確に把握することです。痛みの強さだけで治療方針を決めてしまうと、歯を残せる可能性があるにもかかわらず、不要な処置につながってしまうこともあります。

重度虫歯では、神経の炎症の程度、感染がどこまで広がっているか、歯の根や周囲の骨の状態などを総合的に確認する必要があります。そのため、レントゲン検査に加え、必要に応じて歯科用CTなどを用いて三次元的に診断を行います。こうした精密な診断によって、神経を残せる可能性があるのか、根管治療が必要なのか、あるいは抜歯を検討すべき状態なのかを慎重に見極めます。

神経を残す治療と根管治療の考え方

重度虫歯であっても、すべてのケースで神経を取らなければならないわけではありません。炎症が神経の一部にとどまっている場合には、神経を保護しながら治療を進める選択肢が検討されることもあります。神経を残すことができれば、歯に栄養が行き渡りやすくなり、歯の寿命を延ばせる可能性があります。

一方で、感染が神経全体に広がっている場合には、根管治療が必要になります。根管治療では、歯の内部にある細い管の中から感染した組織や細菌を取り除き、再び細菌が侵入しないように密閉します。根管は複雑な形状をしているため、治療の精度が結果を大きく左右します。適切な処置が行われれば、抜歯を回避し、自分の歯を残せる可能性があります。

抜歯を選択する場合とその後の考え方

歯の状態によっては、残念ながら抜歯が最善の選択となるケースもあります。歯の根が大きく割れている場合や、感染が広範囲に及び歯を支える骨が著しく失われている場合には、無理に残すことで周囲の歯や顎の骨に悪影響を及ぼす可能性があります。このような場合には、長期的な視点で抜歯を選択することが、結果的にお口全体の健康を守ることにつながります。

抜歯後には、失った歯をどのように補うかという選択が必要になります。治療はそこで終わりではなく、その後の噛み合わせや周囲の歯への負担を考慮した計画が重要になります。重度虫歯の治療は、単に痛みを取り除くことを目的とするのではなく、「その歯をどう扱うことが将来にとって最善か」を考える治療です。だからこそ、一人ひとりの状態に合わせた丁寧な説明と判断が欠かせません。



7.「抜歯しかない」と言われた歯は本当に残せない?



抜歯と診断される背景には理由があります

歯科医院で「この歯は抜いた方がいい」と言われたとき、多くの方が大きな不安や戸惑いを感じます。抜歯という判断は決して軽いものではなく、歯科医師もさまざまな要素を踏まえたうえで提案しています。歯の神経まで感染が及んでいる、歯の根の周囲に大きな炎症がある、過去に何度も治療を繰り返しているといった場合、抜歯が選択肢として挙がることは珍しくありません。

ただし、抜歯という判断は、その歯を診た時点での情報や設備、治療方針に基づいて下されているケースが多く、必ずしも「どこでも同じ結論になる」とは限りません。診断の精度や治療の選択肢によって、判断が変わる余地がある場合も存在します。

状態によっては歯を残せる可能性があります

他院で抜歯と言われた歯であっても、条件次第では保存を検討できるケースがあります。たとえば、歯の根に入った感染が局所的である場合や、根の形態が複雑で従来の検査では評価しきれていなかった場合などです。歯科用CTを用いた三次元的な診断によって、感染の範囲や歯根の状態をより正確に把握できると、治療方針の選択肢が広がることがあります。

また、過去の根管治療が不十分であった場合には、再治療によって改善が見込めるケースもあります。重要なのは、「抜歯と言われた」という事実だけで判断せず、その理由や歯の状態を専門的に再評価することです。歯を残せる可能性がある場合には、その選択肢について丁寧に検討する価値があります。

無理に残さない判断も歯を守る選択です

一方で、すべての歯が必ず残せるわけではありません。歯の根が大きく割れている場合や、感染が歯を支える骨に広範囲に及んでいる場合には、保存を試みることでかえって症状を繰り返したり、周囲の歯や骨に悪影響を及ぼすこともあります。このようなケースでは、抜歯が結果的にお口全体の健康を守る選択となることもあります。

大切なのは、「抜歯を避けること」そのものではなく、「その歯をどう扱うことが将来にとって最善か」を考えることです。再治療を行う場合も、抜歯を選択する場合も、それぞれにメリットと注意点があります。だからこそ、十分な診断と説明を受けたうえで、自分に合った判断をすることが重要になります。



8. 治したはずなのに、また虫歯に?



重度虫歯は「治療後」からが本当のスタートです

重度虫歯の治療を終えたあと、「これで一安心」と感じる方は少なくありません。しかし、重度虫歯は治療が終わった時点で完全にリスクがゼロになるわけではありません。特に神経を取る治療や根管治療を行った歯は、見た目には問題がなくても、内部構造が以前とは異なる状態になっています。

神経を失った歯は、痛みを感じにくくなるため、再びトラブルが起きても自覚症状が出にくいという特徴があります。その結果、気づいたときには再度大きな治療が必要になるケースもあります。重度虫歯の治療後こそ、歯の状態を安定させ、再発を防ぐための意識が重要になります。

再発の原因は歯そのものだけではありません

重度虫歯の再発は、治療した歯そのものだけが原因とは限りません。噛み合わせのバランスが崩れていると、特定の歯に過剰な力がかかり、詰め物や被せ物の隙間から細菌が侵入しやすくなります。また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、治療後の歯に大きな負担がかかり、トラブルを引き起こす原因になることもあります。

さらに、日常のセルフケアや生活習慣も再発に大きく影響します。歯磨きが十分に行き届いていない状態や、間食の頻度が多い生活が続くと、治療した歯の周囲から再び虫歯が進行することがあります。重度虫歯の再発を防ぐためには、お口全体の環境を整える視点が欠かせません。

定期的な管理が歯の寿命を大きく左右します

重度虫歯を繰り返さないためには、治療後の定期的な管理が非常に重要です。定期検診では、治療した歯の状態だけでなく、詰め物や被せ物の適合状態、噛み合わせの変化、歯ぐきや周囲の歯の健康状態まで総合的に確認します。問題が小さいうちに発見できれば、再治療を最小限に抑えることが可能になります。

また、定期的なプロフェッショナルケアによって、セルフケアでは落としきれない汚れを除去し、虫歯や歯周病のリスクを下げることができます。重度虫歯の治療は、「治して終わり」ではなく、「再発させないための管理まで含めた治療」です。治療後も歯科医院と連携しながら状態を見守っていくことが、歯を長く保つための大切なポイントになります。



9. 歯を残す可能性を見極めるためにー大杉歯科医院が重度虫歯で大切にしていること



治療の前に、歯の状態を正確に把握することを重視しています

重度虫歯の治療において、大杉歯科医院が最も大切にしているのは、処置を急ぐことではなく、まず歯の状態を正確に把握することです。重度虫歯は見た目や痛みだけでは判断できないケースが多く、歯の内部や歯の根、さらには周囲の骨の状態まで含めて総合的に診断する必要があります。

そのため、当院ではレントゲン検査に加え、必要に応じて歯科用CTを用いた立体的な診断を行い、感染の広がり方や歯根の形態を詳細に確認します。こうした情報をもとに、神経を残せる可能性があるのか、根管治療が適しているのか、あるいは抜歯を含めた判断が必要なのかを慎重に見極めています。正確な診断こそが、歯を残すための第一歩だと考えています。

無理に残すのではなく、将来を見据えた治療を行います

「できるだけ歯を残したい」という思いは、多くの患者さんに共通しています。当院でも、そのお気持ちは非常に大切にしています。しかし、歯を残すこと自体が目的になってしまうと、結果として痛みや腫れを繰り返したり、周囲の歯に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。

大杉歯科医院では、その歯を残すことが本当に患者さんの将来にとってプラスになるのかという視点を重視しています。保存が見込める場合には、精密な治療によって歯を残す選択肢を検討します。一方で、長期的な安定が見込めないと判断した場合には、その理由を丁寧に説明したうえで、抜歯を含めた治療計画をご提案します。無理に残すのではなく、将来のお口全体の健康を守るための判断を行うことが、当院の基本姿勢です。

患者さんが納得して選べる治療を大切にしています

重度虫歯の治療は、専門的で分かりにくい内容が多く、不安を感じやすい分野です。だからこそ当院では、治療方針を一方的に決めるのではなく、患者さんが状況を理解し、納得したうえで選択できることを大切にしています。

診断結果や治療の選択肢については、できる限り分かりやすい言葉で説明し、それぞれのメリットや注意点についても丁寧にお伝えします。重度虫歯は「すぐに決断を迫られる治療」ではなく、理解したうえで進めることが重要です。患者さんと一緒に考え、一緒に選ぶ治療こそが、結果として満足度の高い治療につながると考えています。



10. 重度虫歯かもしれないと感じたときに知っておいてほしいこと



不安を感じた時点が受診のタイミングです

「もしかして重度虫歯かもしれない」「この歯はもうダメなのではないか」 そう感じたとき、多くの方が不安を抱えながらも、受診をためらってしまいます。痛みが落ち着いている、忙しくて時間が取れない、過去の治療でつらい経験をしたなど、理由はさまざまです。しかし、重度虫歯は時間の経過とともに自然に改善することはなく、むしろ静かに進行していくケースが少なくありません。

違和感や不安を覚えた時点は、決して「早すぎる」タイミングではありません。むしろ、歯を残せる可能性を広げるためには、その段階で状態を確認することが重要です。症状が強く出ていなくても、歯の内部で変化が起きていることは十分に考えられます。

一人で悩まず、状態を正しく知ることが大切です

重度虫歯は、見た目や痛みだけで正確に判断できるものではありません。「抜歯しかないと言われた」「治療を繰り返しているのに良くならない」といった悩みを抱えている方でも、診断の視点が変わることで治療の選択肢が見えてくる場合があります。

大切なのは、不安な気持ちを一人で抱え込まず、歯の状態を正しく知ることです。現在の状態を把握することで、歯を残せる可能性があるのか、どのような治療が現実的なのか、将来に向けてどんな選択が考えられるのかが整理されます。納得したうえで治療を選ぶことが、結果として満足度の高い治療につながります。

歯を守る選択肢を一緒に考えていきます

重度虫歯の治療は、単に痛みを取ることがゴールではありません。その歯をどう扱うことが、これからの生活にとって最善なのかを考えることが重要です。歯を残す治療を選ぶ場合も、抜歯を選択する場合も、それぞれに意味と目的があります。

大杉歯科医院では、患者さん一人ひとりの状態やお気持ちに向き合いながら、歯を守るための選択肢を一緒に考えていきます。今後の噛み合わせやお口全体の健康まで見据えたうえで、無理のない治療計画をご提案します。重度虫歯かもしれないと感じたら、まずは現状を知ることから始めてみてください。それが、将来の歯を守るための大切な一歩になります。



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