インプラントの治療期間はどれくらい?通院回数の目安とスケジュールが延びる要因
1. インプラント治療の期間が気になる方へ

インプラントはどれくらいの期間がかかる治療なのか
インプラント治療の期間は一律ではなく、一般的には数か月から半年程度を目安とするケースが多いとされています。ただし、これは顎の骨の状態や治療部位、必要な処置の内容によって大きく変わります。
例えば、骨の量が十分で追加の処置が不要な場合は比較的短期間で進むことがありますが、骨が不足している場合には骨造成(GBRやサイナスリフト)を行う必要があり、その分治療期間が延びることがあります。
また、インプラントは骨と結合するまで治癒期間が必要なため、急いで進めることが難しい治療でもあります。見た目だけでなく長期的な安定を重視する治療であるため、適切な期間をかけて進めることが重要です。
「通院回数」と「治療期間」の違い
インプラント治療を検討する際、「何回通えば終わるのか」と「どれくらいの期間がかかるのか」は混同されやすいポイントです。通院回数は実際に歯科医院に足を運ぶ回数を指し、治療期間は初診から最終的な被せ物装着までの全体の時間を意味します。
インプラント治療では、手術と手術の間に骨とインプラントの結合を待つ期間が必要になるため、通院していない期間も含めて治療が進行します。そのため、通院回数自体はそれほど多くなくても、全体の期間は長くなることがあります。
通院回数と治療期間は別の概念であり、この違いを理解しておくことでスケジュールの見通しが立てやすくなります。
期間に個人差がある理由
インプラント治療の期間に個人差が生じる主な理由は、患者さんごとの口腔内環境や全身状態が異なるためです。顎の骨の量や質、歯ぐきの状態、噛み合わせのバランスなどが治療の進み方に影響します。
例えば、抜歯が必要な場合にはその後の治癒期間を待つ必要があり、骨の回復状況によってはインプラント埋入までに時間がかかることもあります。また、喫煙習慣や持病の有無も、治療の進行や回復に影響する要因となります。
さらに、感染予防や安全性を考慮して治療のステップを慎重に進めることも、結果として期間に差が出る要因となります。個々の状態に合わせて無理のない治療計画を立てることが、長期的に安定した結果につながります。
インプラント治療の期間は骨の状態や治療内容、全身状態によって異なります。通院回数と治療期間は別の概念であり、個々の状態に合わせた無理のないスケジュールで進めることが重要です。
2. インプラント治療の基本的な流れと全体スケジュール

初診カウンセリングから治療開始までの流れ
インプラント治療は、まず初診カウンセリングから始まります。この段階では、現在の症状やお悩み、これまでの治療歴、全身の健康状態などを丁寧に確認します。
その後、口腔内検査やレントゲン、歯科用CTによる精密検査を行い、顎の骨の量や質、神経の位置、噛み合わせなどを総合的に評価します。これらの情報をもとに、インプラントの適応や骨造成の必要性を判断し、具体的な治療計画を立てていきます。
治療は一方的に進められるものではなく、内容を十分に理解し納得したうえで開始することが重要です。治療期間や通院回数、費用の目安についてもこの段階で説明されることが多いため、不安や疑問は事前に確認しておくことが大切です。
手術から被せ物装着までの一般的なステップ
治療計画に同意した後、インプラント体を顎の骨に埋入する手術が行われます。手術は局所麻酔下で行われることが一般的で、処置後は一定期間、骨とインプラントが結合するのを待つ必要があります。
この治癒期間は骨の状態や部位によって異なりますが、数か月程度を要するケースが多く見られます。結合が確認された後、アバットメントと呼ばれる連結部分を装着し、その上に被せ物(上部構造)を製作・装着していきます。
インプラント治療は段階的に進めることで、機能性と長期的な安定を両立させる治療です。見た目だけでなく噛み合わせも考慮して調整されるため、複数回の通院が必要になる場合があります。
治療完了後のメンテナンスの位置づけ
インプラント治療は被せ物を装着した時点で終わりではなく、その後のメンテナンスが非常に重要な役割を担います。天然歯と同様に、インプラント周囲にもプラーク(歯垢)や歯石が付着すると、炎症や感染の原因となることがあります。
これを防ぐためには、日常的なセルフケアに加え、定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングが欠かせません。メンテナンスでは、噛み合わせの状態やインプラント周囲の歯ぐきの健康状態、被せ物の適合などが確認されます。
治療後の通院はトラブル対応ではなく、問題を未然に防ぐための重要なプロセスとして位置づけることが大切です。適切な管理を続けることで、インプラントの長期的な安定が期待されます。
インプラント治療はカウンセリング→手術→治癒期間→被せ物装着→メンテナンスという流れで進みます。特に治療後のメンテナンスは長期的な安定に直結する重要なステップです。
3. インプラントの平均的な治療期間の目安

シンプルな症例の期間目安(数か月)
インプラントの治療期間は症例によって大きく異なりますが、骨の状態が良好で追加処置が不要なシンプルなケースでは、一般的に数か月程度が目安とされています。
具体的には、初診カウンセリングや検査を行った後、インプラント体を顎の骨に埋入し、その後骨としっかり結合するまで一定期間を待ちます。この結合の過程はオッセオインテグレーション(骨結合)と呼ばれ、治療の安定性を左右する重要な期間です。
その後、被せ物(上部構造)を装着して機能を回復させる流れとなります。通院回数としては、検査・手術・経過観察・被せ物装着といったステップごとに数回の来院が必要になりますが、条件が整っている場合には比較的計画的に進めやすい治療といえます。
骨の状態による期間の違い
インプラント治療の期間に大きく影響する要因の一つが、顎の骨の量や質です。骨の高さや厚みが十分にある場合は比較的スムーズに治療を進めることができます。
一方で、骨が不足している場合には骨造成(GBRやサイナスリフト)が必要になることがあります。この場合、骨を再生・安定させるための期間が追加されるため、治療全体の期間は長くなる傾向があります。骨の状態によっては、同じインプラント治療でも期間が大きく変わる点に注意が必要です。
また、骨の質がやわらかい場合には、インプラントがしっかりと固定されるまで慎重に経過を観察する必要があり、結果として待機期間が長くなることもあります。歯科用CTなどによる詳細な診断をもとに、無理のない治療計画を立てることが重要です。
上顎・下顎で異なる治療期間の考え方
インプラントの治療期間は、上顎と下顎でも異なる傾向があります。一般的に、下顎の骨は比較的硬く骨密度が高いため、インプラントが安定しやすく、治療期間も比較的短くなることが多いとされています。
一方で、上顎の骨はやわらかく骨密度が低い傾向があり、インプラントが骨と結合するまでに時間がかかる場合があります。さらに上顎の奥歯では上顎洞が近接しているため、骨の高さが不足しているケースではサイナスリフトなどの骨造成が必要になることもあります。
上顎・下顎の違いや骨の状態によって治療期間は変わるため、個々の条件に応じた診断と説明を受けることが重要です。
インプラントの治療期間は骨の状態・治療内容・部位によって大きく異なります。シンプルな症例では数か月程度が目安ですが、骨造成などが必要な場合は期間が延びることもあるため、個々の状態に応じた計画が重要です。
4. 通院回数はどれくらい?各ステップごとの来院目安

初診〜検査・診断までの通院回数
インプラント治療の通院は、まず初診カウンセリングから始まります。この段階では、問診や口腔内の状態確認に加え、レントゲンや必要に応じて歯科用CT検査を行い、顎の骨の量や神経の位置などを詳しく把握します。
一般的には初診から診断・治療計画の説明までに1〜2回程度の通院が目安とされますが、既往歴や全身状態の確認、精密検査の追加が必要な場合は回数が増えることもあります。インプラントの適応は個々の条件によって異なるため、この段階で十分な情報をもとに判断することが重要です。
また、治療内容や期間、通院回数の見通しについてもこの時点で説明されるため、不安や疑問は遠慮せず相談しておくことで、後の治療をスムーズに進めやすくなります。
手術前後の通院スケジュール
インプラント手術に関わる通院は、事前準備から術後管理まで複数回に分かれます。手術前には口腔内のクリーニングや噛み合わせの確認、必要に応じた仮歯の準備などを行うため、1〜2回の来院が必要となることがあります。
実際のインプラント埋入手術は1回で完了するケースが多いですが、術後には傷の経過観察や抜糸、感染予防の確認のために1〜2回程度の通院が一般的です。その後、骨とインプラントが結合するまでの治癒期間(数か月程度)を経て、上部構造(被せ物)の装着へと進みます。
手術そのものは短期間でも、骨との結合を待つ期間があるため、全体のスケジュールは長期的に考える必要があります。この間に問題がなければ通院頻度は多くありませんが、痛みや違和感がある場合は早めの受診が推奨されます。
被せ物装着後のメンテナンス頻度
インプラント治療は被せ物を装着して終わりではなく、その後のメンテナンスが重要な役割を担います。一般的には3〜6か月に1回程度の定期検診が推奨されており、インプラント周囲の歯ぐきの状態や噛み合わせの確認、クリーニングなどを行います。
天然歯と同様に、インプラント周囲にもインプラント周囲炎が起こる可能性があるため、定期的な管理が長期的な安定につながります。治療後の通院こそがインプラントを長く使い続けるための重要なポイントとなります。
また、噛み合わせの変化や歯ぎしりなどの影響を受けることもあるため、必要に応じて調整を行うことがあります。通院間隔は口腔内の状態や生活習慣によって異なるため、歯科医師や歯科衛生士と相談しながら無理のないペースで継続することが大切です。
インプラントの通院回数は診断・手術・メンテナンスの各段階で異なります。特に治療後の定期管理が長期的な安定に大きく関わるため、無理のないペースで継続することが重要です。
5. 治療期間が長くなる主な要因とは

骨量不足による骨造成(GBR・サイナスリフト)
インプラント治療の期間が長くなる代表的な要因の一つが、顎の骨の量が不足しているケースです。インプラントは骨と結合することで安定するため、十分な骨の高さや厚みが確保できない場合には、骨造成と呼ばれる処置が検討されます。
骨の量が不足している場合、そのままではインプラントの安定性が確保できないため、追加の処置が必要になることがあります。代表的な方法として、骨の再生を促すGBR(骨再生誘導法)や、上顎の骨を増やすサイナスリフトなどがあります。
これらの処置を行う場合、骨が安定するまで一定期間の治癒を待つ必要があり、一般的には数か月単位で治療期間が延びることがあります。ただし、すべての方に骨造成が必要になるわけではなく、歯科用CT検査によって骨の状態を確認したうえで適応が判断されます。
抜歯後の治癒期間が必要なケース
インプラント治療では、抜歯が必要な状態からスタートするケースも少なくありません。その場合、抜歯直後にすぐインプラントを埋入できる即時埋入が可能なケースもありますが、すべてに適応できるわけではありません。
感染や炎症がある場合や骨の状態によっては、一定期間の治癒を待つことが推奨されることがあります。抜歯後の歯ぐきや骨が安定するまでの期間は個人差がありますが、一般的には数週間から数か月程度かかることもあります。
治癒期間をしっかり確保することで、インプラントの初期固定や骨との結合をより安定させることにつながります。見た目や期間だけを優先するのではなく、口腔内の状態に応じた適切なタイミングで治療を進めることが重要です。
全身状態や生活習慣の影響
インプラントの治療期間は、お口の中の状態だけでなく、全身の健康状態や生活習慣によっても影響を受けます。例えば、糖尿病で血糖コントロールが不安定な場合や、喫煙習慣がある場合は、傷の治りが遅くなる可能性があります。
全身状態や生活習慣は、インプラントと骨の結合や治癒のスピードに影響する重要な要素です。また、免疫力や骨代謝の状態によっても、治療の進行に差が生じることがあります。
そのため、治療前の段階で全身状態を確認し、必要に応じて内科医との連携を行いながら進めることが重要です。さらに、術後のセルフケアや定期的な通院の継続も、スムーズな治療経過に大きく関わります。
インプラントの治療期間は骨の状態・抜歯の有無・全身状態や生活習慣などによって変わります。安全性と長期的な安定性を優先し、個々の状態に合わせた治療計画で進めることが重要です。
6. 骨造成が必要な場合の期間の考え方

GBRを行う場合の治療期間
GBR(骨再生誘導法)は、骨の幅や厚みが不足している場合に行われる治療であり、インプラント治療の期間に影響する要因の一つです。一般的には、インプラント埋入と同時にGBRを行うケースと、先に骨造成のみを行い、一定期間をおいてからインプラントを埋入するケースがあります。
骨の不足量や部位によって異なりますが、骨の再生を待つ期間として数か月程度が必要になることが多く、全体の治療期間は通常よりも長くなる傾向があります。骨が十分に再生・安定した状態でインプラントを行うことが、長期的な成功につながる重要なポイントです。
そのため、期間の短さだけで判断するのではなく、安全性や治療後の経過を見据えたスケジュールで進めることが大切とされています。
サイナスリフト・ソケットリフトの違いと期間
上顎の奥歯は骨の上に上顎洞と呼ばれる空洞があるため、骨の高さが不足している場合にはサイナスリフトやソケットリフトといった骨造成が検討されます。
サイナスリフトは骨の高さが大きく不足している場合に適応されることが多く、骨を造成してからインプラントを埋入するまでに数か月の治癒期間を設けるケースがあります。一方、ソケットリフトは比較的骨の高さが残っている場合に行われ、インプラント埋入と同時に処置できることもあり、治療期間が比較的短くなる傾向があります。
どの方法が適しているかは骨の状態によって異なるため、CT検査による正確な診断が重要になります。治療方法ごとの期間の違いを理解することで、自分に合った見通しを持ちやすくなります。
骨の再生を待つ期間の重要性
骨造成を伴うインプラント治療では、「骨の再生を待つ期間」が治療の成否に大きく関わります。骨は短期間で完全に再生するものではなく、一定の時間をかけて徐々に成熟していきます。
この過程を十分に待たずに次の治療ステップへ進むと、インプラントの安定性に影響する可能性があります。治療期間が長く感じられる場合でも、この待機期間は成功のために欠かせないプロセスです。
また、骨の再生スピードは年齢や全身状態、生活習慣などによっても異なるため、個人差がある点にも注意が必要です。期間を短縮することだけを優先するのではなく、骨の状態に応じた適切なタイミングで治療を進めることが、長期的に安定した結果につながると考えられています。
骨造成を伴う場合は骨の再生期間が必要となるため、治療期間は長くなる傾向があります。期間の短さよりも骨の安定性を優先することが、インプラントを長く使うための重要な考え方です。
7. 治療期間を短縮できる可能性があるケース

即時埋入・即時荷重の考え方
インプラント治療の期間は通常、抜歯後の治癒や骨との結合を待つ時間が必要となるため、数か月単位になることが一般的です。ただし条件が整った場合には、即時埋入や即時荷重といった方法が検討されることがあります。
即時埋入とは、歯を抜いた直後にインプラントを埋入する方法であり、即時荷重は埋入したインプラントに対して比較的早期に仮歯などを装着する考え方です。これらの方法により、治療期間や通院回数を短縮できる可能性があります。
ただし、すべての症例で適応となるわけではなく、骨の状態や感染の有無、噛み合わせなど複数の条件を満たす必要があります。そのため、適応の可否は精密な検査と診断に基づいて慎重に判断されます。
条件が整えば短期間で進められる理由
治療期間が短縮できるかどうかは、主に顎の骨の状態と初期固定の安定性に大きく関係します。骨の量や質が十分にあり、インプラントを埋入した際にしっかりと固定できる場合には、治癒期間をある程度短縮できる可能性があります。
また、抜歯部位に炎症や感染がなく、周囲の歯ぐきや噛み合わせの状態が安定していることも重要な条件です。さらに、歯科用CTなどによる精密な診断により、埋入位置や角度を適切に計画できることで、無理のない治療が可能になります。
期間短縮が可能かどうかは「骨の安定性」と「口腔内環境」が十分に整っているかによって判断されます。ただし、短縮を優先するあまり無理に進めることは推奨されません。
短縮治療が適応になるケースと注意点
即時埋入や即時荷重といった短期間の治療が検討されるのは、骨の状態が良好であることに加え、全身状態や生活習慣が安定しているケースです。例えば、重度の歯周病がない、喫煙習慣がない、もしくはコントロールされているといった条件が整っている場合に適応となることがあります。
一方で、骨量が不足している場合や骨造成が必要なケース、感染が残っている場合などは、通常の治療期間をかけた方が安定性が高いと考えられます。また、短縮治療では術後の管理やメンテナンスがより重要になります。
期間の短さだけにとらわれず、長期的な安定性を優先して治療方針を選択することが重要です。
即時埋入・即時荷重により治療期間の短縮が可能な場合もありますが、適応は骨の状態・口腔環境・全身状態などの条件によって判断されます。短さよりも長期的な安定性を重視することが重要です。
8. 治療期間中の生活と注意点

手術後の日常生活の過ごし方
インプラント手術後の過ごし方は、治療の経過や安定性に影響する重要な要素です。手術当日は麻酔の影響や出血の可能性があるため、安静を心がけることが基本とされています。
特に長時間の入浴や飲酒、激しい運動は血流を促進し、腫れや出血が強く出る可能性があるため控えることが望ましいとされています。術後の行動によって回復のスピードやトラブルのリスクが左右されるため、無理をしないことが重要です。
また、処方された抗生物質や痛み止めは指示通りに服用し、自己判断で中断しないことも大切です。口腔内の清潔を保つことも重要ですが、手術部位を強く触れたり過度にうがいをすることは避け、歯科医師の指示に従ってケアを行う必要があります。
食事・運動・仕事への影響
インプラント治療期間中は、日常生活への影響も気になるポイントの一つです。食事については、手術直後は硬いものや刺激の強い食品を避け、柔らかく消化の良いものを選ぶことが推奨されることが一般的です。
患部に負担をかけない食事を意識することで、安定した治癒につながります。運動については、軽い日常動作であれば問題ない場合が多いものの、ランニングや筋力トレーニングなどの負荷の高い運動は一定期間控える必要があります。
仕事に関しては、デスクワークなど身体的負担が少ない業務であれば翌日から復帰できるケースもありますが、肉体労働や長時間の外出を伴う仕事では休養が必要になる場合もあります。これらは個々の治療内容や体調によって異なるため、事前に通院スケジュールとあわせて確認しておくことが安心につながります。
治療をスムーズに進めるためのポイント
インプラント治療の期間を安定して進めるためには、いくつかのポイントがあります。まず重要なのは、通院スケジュールを守ることです。インプラントは骨と結合するまでの経過観察が必要な治療であり、定期的なチェックを受けることでトラブルの早期発見につながります。
また、日々のセルフケアも欠かせません。歯みがきや口腔内の清掃状態が不十分な場合、炎症や感染のリスクが高まり、治療期間が延びる可能性があります。さらに、喫煙習慣がある場合は、骨との結合や治癒に影響することがあるため、見直しが推奨されることもあります。
インプラント治療は医療側だけでなく、患者さん自身の生活習慣や協力によって結果が左右される側面もあります。日常生活の中で無理なく意識を向けることが、治療をスムーズに進めるポイントとなります。
インプラント治療中は術後の過ごし方・生活習慣が回復や安定性に影響します。無理をせず、通院・セルフケア・生活管理を意識することが、治療をスムーズに進めるポイントです。
9. 治療期間で後悔しないために大切な考え方

期間よりも「安全性と安定性」を優先する理由
インプラント治療において「できるだけ早く終わらせたい」と考える方は少なくありません。しかし、治療期間だけを優先してしまうと、結果として長期的な安定性に影響を及ぼす可能性があります。
インプラントは顎の骨と結合する骨結合(オッセオインテグレーション)によって機能するため、骨との結合を待つ期間や、歯ぐきの状態を整える時間が重要になります。この過程を十分に確保することが、インプラントを長く安定して使い続けるための前提となります。
このプロセスを省略してしまうと、噛み合わせの不具合やインプラント周囲炎などのリスクにつながることがあります。一見すると時間がかかるように感じられても、安全性と長期的な安定性を優先することが重要です。
スケジュールのズレが起こる背景
インプラント治療では、事前におおよその治療期間や通院回数が説明されますが、実際には予定通りに進まないケースもあります。その理由の一つが、患者さんごとの治癒スピードの違いです。
骨の再生や傷の回復には個人差があり、特に骨造成(GBRやサイナスリフト)を伴う場合は、十分な治癒期間を確保する必要があります。また、歯周病治療や抜歯後の回復状況によってもスケジュールが調整されることがあります。
こうしたスケジュールのズレは異常ではなく、安全性を確保するための調整として行われるものです。体調や生活環境の影響によって通院間隔が変わることも含め、柔軟に対応することが大切です。
カウンセリングで確認しておきたいポイント
インプラント治療の期間や通院回数について後悔しないためには、事前のカウンセリングでしっかりと情報を確認しておくことが重要です。治療全体の流れや各ステップにかかる期間を把握しておくことで、見通しが立てやすくなります。
また、ご自身の生活スタイルと治療スケジュールが無理なく両立できるかどうかも重要なポイントです。仕事や家庭の都合で通院間隔が空く場合には、その影響について事前に相談しておくと安心です。
不安や疑問をそのままにせず、納得できるまで確認することが、後悔の少ない治療選択につながります。複数の治療方法がある場合は、それぞれの期間や特徴を比較することも大切です。
インプラント治療では期間の短さよりも安全性と長期的な安定性が重要です。スケジュールのズレも含めて無理のない計画を立て、十分に理解したうえで治療を進めることが大切です。
10. インプラントの治療期間に関するよくある質問(FAQ)

インプラントはどれくらいの期間で終わりますか?
インプラント治療の期間は一概に決まっているわけではありませんが、一般的には数か月程度かかるケースが多いとされています。検査・診断、手術、骨との結合期間、被せ物の装着といった段階を経て進められるため、複数の工程が必要になります。
骨の状態や治療内容によっては期間が前後するため、個別の診断による見通しの確認が重要です。
通院回数は何回くらい必要ですか?
通院回数は治療の内容によって異なりますが、初診から治療完了までに数回から十数回程度の来院が必要になるケースが一般的です。検査、手術前後の確認、被せ物の調整など、段階ごとに通院が必要となります。
治療後も定期的なメンテナンス通院が継続されるため、長期的な通院計画も含めて考えることが大切です。
仕事をしながらでも通えますか?
多くの場合、仕事をしながらインプラント治療を進めることは可能です。通院は毎日必要なわけではなく、数週間から数か月の間隔をあけて進むことが多いため、スケジュールを調整しながら通院されている方も少なくありません。
ただし手術当日や直後は無理をせず、安静に過ごすことが望ましいとされています。
治療期間が延びることはありますか?
はい、あります。骨の治癒や体調の影響、歯周病治療が必要な場合など、個人差によって予定より期間が延びることがあります。また、通院間隔が空いた場合にもスケジュールが後ろにずれることがあります。
期間の延長は安全性を優先した調整として行われることが一般的です。
骨造成をするとどれくらい長くなりますか?
骨造成(GBRやサイナスリフトなど)を行う場合、骨が安定するまでの治癒期間が必要になるため、数か月単位で治療期間が延びることがあります。
骨の再生を待つ時間は、インプラントの長期的な安定にとって重要な工程です。
仮歯はどのタイミングで入りますか?
仮歯が入るタイミングは症例によって異なりますが、インプラント体を埋入した後、一定期間を経てから装着されることが一般的です。条件が整っている場合には比較的早い段階で装着されることもあります。
骨の状態や治療計画によってタイミングが変わるため、個別の説明を受けることが重要です。
痛みがある期間はどれくらいですか?
手術後に軽い痛みや腫れが出ることがありますが、多くの場合は数日から1週間程度で落ち着くことが一般的です。痛みの感じ方には個人差があり、必要に応じて痛み止めが処方されます。
長引く痛みがある場合は、早めに歯科医院へ相談することが大切です。
高齢でも期間は長くなりますか?
年齢だけで治療期間が大きく変わるわけではありませんが、骨の状態や全身の健康状態によっては治癒に時間がかかることがあります。
重要なのは年齢よりも体の状態であり、個別に判断されます。
途中で通えなくなった場合どうなりますか?
通院が中断してしまうと、治療の進行に影響が出る可能性があります。特に手術後や治療の途中段階では、適切なタイミングでの処置や確認が重要です。
やむを得ず通えなくなる場合は、事前に歯科医院へ相談することが大切です。
まず何から相談すればよいですか?
現在の歯の状態や気になっている症状、不安に感じていることをそのまま伝えることから始めるとよいでしょう。インプラントの適応だけでなく、治療期間や通院回数、他の治療方法についても相談できます。
情報を整理することで、自分に合った無理のない治療選択がしやすくなります。
「本当に納得できる」インプラント治療を
三重県津市で
審美インプラント治療専門外来
監修:大杉歯科医院
所在地〒:三重県津市河芸町東千里175-2
電話番号☎:059-245-5358
*監修者
大杉歯科医院 院長 大杉 和輝
*出身大学
愛知学院大学
*経歴
・2015年4月:医療法人社団石川歯科 勤務
・2021年12月:医療法人大杉歯科医院 院長就任
*所属
・5D-Japan
・OJ(Osseointegration study club of Japan)会員
・日本臨床歯周病学会会員
・日本口腔インプラント学会会員
・日本顕微鏡学会会員
・静岡県口腔インプラント研究会会員
・SPIS(Shizuoka Perio implant Study)会員
