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歯周病と歯並びの関係(矯正治療の必要性)
こんにちは!、三重県津市 医療法人大杉歯科医院 院長の大杉和輝です!
今回は「歯周病と歯並びの関係」について書いていこうと思います。
1.矯正治療を希望する成人患者が増加し、その多くが歯周病に罹患している
2.歯周病は世界一、感染者数の多い感染症
3.世界一の感染者数を誇る、歯周病とはいったいどういう病気なのか?
4.歯周病と歯並びの関係
5.歯周病が進行してる患者に、矯正治療を行って良いか?
6.歯周病治療に矯正治療を併用する際のメリット
・歯周病の罹患率が非常に高いこと(ギネスブックに載ってるほど)
・矯正治療を希望する成人患者が増加していること
以上のことより、矯正治療を希望された時点で、歯周病に罹患していることが非常に多く、「歯周病と矯正治療」は切っても切り離せない関係にあります。
また、歯周病治療を行う際にも、歯周病が進行している場合は歯並びが悪くなっていることが多く、矯正治療により根本的な歯並びを改善するか、そのままの歯並びのままいくか、考えなくてはいけません。
まず、歯周病ですが、「歯を失う原因の第一位」であることを皆さんはご存知でしょうか?
(ちなみに第二位は、虫歯です)
歯周病は2001年にギネスに登録されておりまして、ギネスブックにはこのように記載されております。
・全世界で最も蔓延している病気は歯周病である
・歯周病は人類史上、最も感染者数の多い感染症である
・地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数える程しかいない
それから約20年ほどたってますが、一位を破られることなく、今に至ってます。
非常に恐ろしい病気であることがわかります。
歯周病は細菌によって引き起こされる感染症のことです、それが原因で歯の周囲の骨が溶けて無くなってしまいます。最終的には歯を支える骨(歯槽骨)が根の先端部まで溶けてしまい、歯がグラグラしてきて抜けてしまいます。
歯周病の進行ステップ
1.歯の周りにプラーク(磨き残し)が溜まる
2.プラーク(磨き残し)の中で細菌が繁殖する
3.細菌が原因で、歯肉に炎症(発赤・出血・腫脹など)が起きる(歯肉炎と呼ばれる状態)
4.歯周病菌が血液(ヘミン鉄)を餌に、爆発的に増加し、バイオフィルムを形成する
5.歯の周囲の炎症が悪化し、その結果、歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける
6.縁下歯石が付着し、炎症がどんどん拡大、根の先端部まで骨吸収が進行する
7.歯がグラグラしてきて抜けてしまう
歯周病の特徴
・QOL(生活の質)に大きく影響する
・進行すると完全治癒がない
・生活習慣など環境因子に大きく影響を受ける(特に喫煙・歯周病が関与)
・咬合因子が関与する
・Silent disease‥自覚症状なく進行する(歯がグラグラ揺れてくることで気がつく)
歯周病が進行すると、歯を支える組織が少なくなり、歯並びが悪くなることがわかってます。
歯を支える組織が少なること(歯周病の進行)により起こること
・唇側へのフレア(歯が唇側へ傾斜し、出っ歯になる)
・歯の挺出(歯が骨から飛びだしてくる)
・歯の捻転(歯が回転する)
・歯と歯の間の隙間が空いてくる
歯根膜が外力に対して歯を安定させることができなくなった結果、このようなこと起こると考えられています。
歯周病が進行すると歯並びが悪くなるので、「歯周病の治療を行う際には、矯正治療を併用し、より良い噛み合わせを作ること」の重要性が示唆されております。
以下のことが満たされれば、矯正治療を行っても良いと考えています。
歯周病患者に対し、矯正治療を行う際に守るべきルール
・軽い力で歯を動かすこと(強い力の作用は歯周病を悪化させる)
・歯周病の炎症がないこと
・治療中の口腔衛生状態が良好であること(圧下中に健全な歯肉組織を維持することが、辺縁骨破壊のリスクを低減する)
上記のことを満たすために必要な治療
1.十分な歯周基本治療(歯周病の初期の治療)を行う
2.骨欠損が残る場合は、歯周組織再生療法(歯周病によって溶けた骨を再生する治療)を行う
3.口腔内の炎症をコントロールしてから矯正治療を行うことが推奨されています。
今回は「歯周病と歯並びの関係」について書いていこうと思います。
目次
1.矯正治療を希望する成人患者が増加し、その多くが歯周病に罹患している
2.歯周病は世界一、感染者数の多い感染症
3.世界一の感染者数を誇る、歯周病とはいったいどういう病気なのか?
4.歯周病と歯並びの関係
5.歯周病が進行してる患者に、矯正治療を行って良いか?
6.歯周病治療に矯正治療を併用する際のメリット
1.矯正治療を希望する成人患者が増加し、その多くが歯周病に罹患している
・歯周病の罹患率が非常に高いこと(ギネスブックに載ってるほど)
・矯正治療を希望する成人患者が増加していること
以上のことより、矯正治療を希望された時点で、歯周病に罹患していることが非常に多く、「歯周病と矯正治療」は切っても切り離せない関係にあります。
また、歯周病治療を行う際にも、歯周病が進行している場合は歯並びが悪くなっていることが多く、矯正治療により根本的な歯並びを改善するか、そのままの歯並びのままいくか、考えなくてはいけません。
2.歯周病は世界一、感染者数の多い感染症
まず、歯周病ですが、「歯を失う原因の第一位」であることを皆さんはご存知でしょうか?
(ちなみに第二位は、虫歯です)
歯周病は2001年にギネスに登録されておりまして、ギネスブックにはこのように記載されております。
・全世界で最も蔓延している病気は歯周病である
・歯周病は人類史上、最も感染者数の多い感染症である
・地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数える程しかいない
それから約20年ほどたってますが、一位を破られることなく、今に至ってます。
非常に恐ろしい病気であることがわかります。
3.世界一の感染者数を誇る、歯周病とはいったいどういう病気なのか?
歯周病は細菌によって引き起こされる感染症のことです、それが原因で歯の周囲の骨が溶けて無くなってしまいます。最終的には歯を支える骨(歯槽骨)が根の先端部まで溶けてしまい、歯がグラグラしてきて抜けてしまいます。
歯周病の進行ステップ
1.歯の周りにプラーク(磨き残し)が溜まる
2.プラーク(磨き残し)の中で細菌が繁殖する
3.細菌が原因で、歯肉に炎症(発赤・出血・腫脹など)が起きる(歯肉炎と呼ばれる状態)
4.歯周病菌が血液(ヘミン鉄)を餌に、爆発的に増加し、バイオフィルムを形成する
5.歯の周囲の炎症が悪化し、その結果、歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける
6.縁下歯石が付着し、炎症がどんどん拡大、根の先端部まで骨吸収が進行する
7.歯がグラグラしてきて抜けてしまう
歯周病の特徴
・QOL(生活の質)に大きく影響する
・進行すると完全治癒がない
・生活習慣など環境因子に大きく影響を受ける(特に喫煙・歯周病が関与)
・咬合因子が関与する
・Silent disease‥自覚症状なく進行する(歯がグラグラ揺れてくることで気がつく)
4.歯周病と歯並びの関係
歯周病が進行すると、歯を支える組織が少なくなり、歯並びが悪くなることがわかってます。
歯を支える組織が少なること(歯周病の進行)により起こること
・唇側へのフレア(歯が唇側へ傾斜し、出っ歯になる)
・歯の挺出(歯が骨から飛びだしてくる)
・歯の捻転(歯が回転する)
・歯と歯の間の隙間が空いてくる
歯根膜が外力に対して歯を安定させることができなくなった結果、このようなこと起こると考えられています。
歯周病が進行すると歯並びが悪くなるので、「歯周病の治療を行う際には、矯正治療を併用し、より良い噛み合わせを作ること」の重要性が示唆されております。
5.歯周病が進行してる患者に、矯正治療を行って良いか?
以下のことが満たされれば、矯正治療を行っても良いと考えています。
歯周病患者に対し、矯正治療を行う際に守るべきルール
・軽い力で歯を動かすこと(強い力の作用は歯周病を悪化させる)
・歯周病の炎症がないこと
・治療中の口腔衛生状態が良好であること(圧下中に健全な歯肉組織を維持することが、辺縁骨破壊のリスクを低減する)
上記のことを満たすために必要な治療
1.十分な歯周基本治療(歯周病の初期の治療)を行う
2.骨欠損が残る場合は、歯周組織再生療法(歯周病によって溶けた骨を再生する治療)を行う
3.口腔内の炎症をコントロールしてから矯正治療を行うことが推奨されています。
6.歯周病治療に矯正治療を併用する際のメリット
主に以下のことがあります!
・出っ歯の改善=審美性が良くなる、口元が引っ込む
・噛み合わせの改善=機能的に長持ちする
審美的にも、機能的にもメリットがあると言えるでしょう。ただ、歯周病が完璧にコントロールされないと、矯正治療を行うことは出来ないので注意が必要です。
当院では、多数の歯周病治療の実績がありますので、安心して歯周病治療を受けていただくことができます。
また、マイクロスコープ・歯科用CTも完備しておりますので、歯周組織再生療法(歯周病により溶けた骨を治す治療)にも対応できます!
歯周病患者に対し、矯正治療を行った実績も豊富ですので、「歯並びが気になってる」「歯が揺れている」「歯茎から血が出る」「最近、出っ歯みたいになってきた」などありましたら是非ご相談ください!
初診時にお口の中の資料を十分とらせていただき、カウンセリングにて現状を十分にご説明させていただきます。
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