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インプラントの寿命に関係する?〜お掃除方法について〜
こんにちは!、三重県津市 大杉歯科医院 院長の大杉和輝です!

今日はインプラントの管理法(ホームケア)について解説していきたいと思います。

管理する上でまず重要なのがインプラントと天然歯の違いを理解していただくことです!、後半では細かい管理法や推奨器具などについても書いていこうかと思います。



インプラントと天然歯の違い





・インプラントには歯根膜が存在しない(矯正治療ができない)
・コラーゲン繊維の走行が異なる‥インプラント周囲では主にインプラント軸に平行に走行し、天然歯と異なり結合組織性の付着が存在しない
・インプラントは歯根膜からの血液供給がないため、インプラント周囲では結合組織の血管新生が少ない
・骨との接触様式が異なる(インプラント:オッセオインテグレーション、天然歯:歯根膜)
・インプラントは出血傾向が高い
・インプラントは炎症浸潤が根尖方向に進展しやすい


簡単にまとめると、「インプラントは天然歯と比べて、細菌に対する防御力の違い」ので注意が必要ということです!!


天然歯の防御力>>インプラントの防御力




インプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎


天然歯が歯周病になるように、インプラントも歯周病になります。これは一般的に「インプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎」と呼ばれています。

インプラント周囲粘膜炎‥インプラント周囲の軟組織(歯肉)における炎症であり、支持骨(歯槽骨)の喪失がない
            ⇨病因に対する早期の介入と除去により治癒に導くことができる




インプラント周囲炎‥インプラント周囲の軟組織(歯肉)の炎症に加え、支持骨(歯槽骨)の喪失がある
          ⇨臨床的に治癒に導くことができない *外科的治療により治癒に導くことは可能





インプラント周囲粘膜炎・周囲炎は進行しやすい?


インプラントは天然歯と比べ、防御力が低く、感染が起きた際に重症化しやすいと言われています。

同じ程度の感染であっても、インプラント周囲の方が、先のほうまで骨吸収が進行しやすいのです。

したがって、インプラントは、天然歯と同等以上にしっかりと管理していく必要があります。



ホームケアは必要なのか?


必要です!、インプラントは、天然歯と同等以上にしっかりと管理していく必要があります。

基本的な管理法は天然歯と同じでが、インプラントの上部構造(頭の部分)の形態により、歯ブラシ・歯間ブラシでの掃除が難しい場合には、特殊な器具を用いていただく必要がでてきます。



推奨するインプラントの管理法


基本的な管理法は天然歯と同じで、歯ブラシ・歯間ブラシをしっかりと使っていただくことで十分に管理ができます

ただし、インプラント下部が窪んでいて掃除がしづらいなどの場合には、インプロと呼ばれる柔らかく・細い清掃器具を追加で用いていただくことを推奨しています。



1.インプロをインプラントと歯肉の間に挿入する
2.優しく前後に動かす


インプラント部のプロフェッショナルケア


当院では、3ヶ月に1回のメインテナンスを基本的に推奨しているのですが、その際、インプラントが埋入されている方にはその部位に対して、追加でケアを行わせていただいております。

用いるものは2つです。

1.インプロ‥上記の使用法で、衛生士がインプラント周囲を清掃します。



2.スーパーフロス‥毛束の太いフロスなのですが、歯肉溝の深い部分の清掃を行うことができます。
*状況により、ご自身で用いていただく場合もありますが、毛束が切れてインプラント周囲に残ったりすると、磨き残しが付着するリスクにもなりますので、慎重に用いる必要があります。



せっかく高い費用をかけて入れたインプラントですので長持ちさせれるように頑張っていきましょう!

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