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人工の歯で「噛む力」は取り戻せる?違和感が出る理由と対策を解説

「人工の歯って、本当にちゃんと噛めるの?」

「歯がなくなって人工の歯を入れたけど、違和感があったらどうしよう…」
「見た目はよくても、実際に噛めるのかが不安で治療に踏み切れない」
このように、歯を失った後の治療において「本当に噛めるのか」「自分に合うのか」という不安は、多くの方が抱える共通の悩みです。
当院・三重県津市の大杉歯科医院にも、「インプラントや入れ歯に違和感がありそうで踏み切れない」「過去に合わない入れ歯で苦労した」という声が寄せられています。
では実際のところ、人工の歯でしっかり“噛める”ようになるのか?
そして、違和感は残らないのか? この記事で歯科医の立場からお話しさせていただきます。



噛めるかどうかは、素材や設計より“適合”が重要

現在、人工歯には大きく分けて「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」があります。いずれも機能回復が目的ですが、「噛めるか」「なじめるか」に大きく関係するのは、見た目や素材よりも“お口との相性=適合”です。たとえば…

・入れ歯

入れ歯は、歯ぐきに吸着する形状で支えるため、精密な型取りと調整が必要です。


・ブリッジ

ブリッジは、両隣の歯を削って支えるため、支台歯との適合が悪いと力の分散が不安定になります。


・インプラント

インプラントは、顎の骨に直接埋入するため、位置や深さ・角度が適切でなければ、噛み合わせにズレが生じる可能性があります。



実際に“よく噛める人工歯”にするための条件とは?

・1. 精密な診査・診断

「骨の状態」「かみ合わせのバランス」「残っている歯の耐久性」などを多角的に分析。CTや咬合分析を用いて、人工歯がどう機能するかを設計段階から可視化します。


・2. 噛み合わせ(咬合)の調整

“噛める”かどうかは、噛み合わせ次第です。特定の歯に力が集中しないように、咬合紙やデジタル機器を使って微細な調整を行います。これにより「噛んだときの違和感」や「ずれる感じ」を最小限に抑えます。


・3. 患者さんごとの感覚に寄り添う微調整

人工歯は「個人の噛み方」「顎の動き」「舌のクセ」などによって感じ方が変わります。初めての方ほど最初は違和感が出ることもありますが、数回にわたる微調整でフィット感を高めることが可能です。



違和感が出る理由と、それを防ぐ方法

・舌やほっぺたと歯の距離感が変わる

舌や頬の動きに対して、新しい歯の位置が微妙にずれると違和感を感じることがあります。


・高さが微妙に合っていない(上下的な誤差)

上下の噛み合わせにわずかな誤差があると、噛む際のフィット感が損なわれることがあります。


・素材の温度・質感が自然の歯と異なる

人工素材は天然歯と比べて冷たさや硬さが異なるため、最初は違和感を覚えることがあります。


・入れ歯の場合は粘膜との摩擦や吸着不足

粘膜との接触面が合っていないと、摩擦や吸着の不良により違和感が生じます。

これらは決して珍しい現象ではなく、適切な調整と慣れによってほとんどが解消できます。当院では、治療後の調整・メンテナンスも丁寧に行い、徐々に自然な状態へと仕上げていくことを大切にしています。



まとめ|「しっかり噛めて違和感のない人工歯」は実現できます

人工の歯でも、しっかり噛めて、自然に話せて、違和感なく生活できる状態を目指すことは十分に可能です。そのためには、「何を入れるか」だけでなく、「どう設計し、どう調整していくか」が非常に重要。一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療が、快適な人工歯を実現するカギとなります。



人工の歯に関する不安、どうぞお気軽にご相談ください

大杉歯科医院では、インプラント・ブリッジ・入れ歯などの人工歯治療に幅広く対応しています。「ちゃんと噛めるのか不安」「違和感が出ないか心配」といった疑問にも、丁寧にカウンセリング・ご説明させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。あなたの“噛める”を、私たちが全力でサポートいたします。

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