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インプラント周囲炎の原因と治療法|プロが教える対策と予防


インプラントは「歯周病」になります

「インプラントは虫歯にならない」というのは事実です。チタンという金属でできているため虫歯菌による侵食は起こりません。しかし、インプラントも「歯周病」になります。それが「インプラント周囲炎」です。インプラント周囲炎とは、インプラントを支える歯ぐきや顎の骨が歯周病菌により炎症を起こし、破壊される病気です。天然歯の歯周病と類似のメカニズムですが、より注意が必要な特徴があります。



インプラント周囲炎の特徴



・自覚症状がほとんどないまま進行する

天然歯には「歯根膜」というクッション組織があり、炎症時には痛みや腫れを感じやすいです。しかしインプラントには歯根膜がないため、炎症が起きても痛みなどのサインが出にくく、気づいたときにはかなり進行していることがあります。


・進行スピードが天然の歯より速い

インプラントは天然歯に比べ防御機能が弱いため、一度発症すると炎症が顎の骨を速やかに破壊します。気づかないうちに骨が溶かされることも少なくありません。


・最終的にはインプラントが脱落する

炎症が進行するとインプラントがグラグラになり、最終的には抜け落ちてしまいます。せっかく手に入れた第二の永久歯が失われる前に、予防と早期発見が不可欠です。



インプラントを一生守るための「2つのケア」



・毎日の徹底したセルフケア

インプラント周囲炎の入り口となるのは、被せ物と歯ぐきの境目です。
・歯ブラシの当て方:境目に毛先を45度で優しく当て、小刻みに動かす。
・補助器具の活用:歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなどを併用し、複雑な構造の汚れを取り除く。


・プロフェッショナルケア(定期メンテナンス)

セルフケアだけでは除去しきれないバイオフィルムや歯石を、専門的な器具で徹底除去します。また、以下を行いインプラントの健康をチェックします。
・インプラント・被せ物の緩みや破損チェック
・レントゲン撮影による骨の状態確認
・噛み合わせの調整



まとめ:インプラントは「治療の終わり」ではなく「始まり」です

インプラント治療は、失った機能を回復する素晴らしい治療法ですが、それはスタートにすぎません。インプラント周囲炎は進行すると治療が難しく、最悪インプラントを失うこともあります。しかし、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを継続すれば、そのリスクは大幅に減らせます。
最後に大杉歯科医院でのメンテナンスはいつでしたか?少しでも歯ぐきに不安を感じたら、早めにご相談ください。あなたの大切なインプラントを一生守るお手伝いをいたします。

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