全部インプラントにすることはできる?フルマウス治療の基本と考え方
1. 全部インプラントとは?フルマウス治療の基本知識

全部インプラントとはどのような治療?
全部インプラントとは、多くの歯を失った場合や、残っている歯の保存が難しい場合に、インプラントを利用して噛む機能を回復する治療方法の総称です。「全部の歯をインプラントにする」というイメージを持たれることがありますが、実際には顎の骨の状態や噛み合わせを考慮し、必要な本数のインプラントで人工歯を支える方法が選択されることも少なくありません。
代表的な方法には、少ない本数のインプラントで片顎全体の人工歯を固定する治療法もあります。治療方法は、お口の状態や全身の健康状態、生活スタイルなどを総合的に評価して決定されます。「全部インプラントにしたい」と考えていても、まずは精密検査を受け、自分に適した治療方法を確認することが大切です。
総入れ歯との違い
全部インプラントと総入れ歯は、どちらも多くの歯を失った場合の治療方法ですが、歯を支える仕組みが大きく異なります。総入れ歯は歯ぐきの上に装着して使用するため、噛む力や安定性には個人差があり、ズレや外れが気になることがあります。
一方、インプラントを利用した治療では、顎の骨に固定したインプラントが人工歯を支えるため、比較的安定した噛み心地が期待できます。また、食事や会話の際に動きにくい点も特徴です。ただし、インプラントは外科手術を伴うため、治療期間や費用、定期的なメンテナンスも含めて検討することが重要です。
すべての歯を1本ずつ入れるわけではない理由
「全部インプラント」と聞くと、失った歯の本数分だけインプラントを埋め込む治療を想像される方もいます。しかし実際には、すべての歯を1本ずつインプラントで補うケースは多くありません。
インプラントは人工歯を支える土台となるため、適切に配置することで複数本の人工歯を支えられる場合があります。そのため、片顎全体でも必要最小限の本数で機能を回復できる治療計画が立てられることがあります。必要な本数は、顎の骨の量や質、噛み合わせ、残存歯の状態などを総合的に診査・診断したうえで決定されます。患者さん一人ひとりで適した治療方法は異なるため、「何本必要か」だけでなく、「どのような方法が適しているか」を確認することが大切です。
全部インプラントは、すべての歯を1本ずつ置き換える治療とは限りません。顎の骨の状態や噛み合わせなどを総合的に評価し、必要な本数のインプラントで機能回復を目指す治療計画が立てられます。
2. 「全部インプラント」が検討されるケースとは?

多くの歯を失っている場合
多くの歯を失ってしまった場合には、全部インプラントが治療の選択肢として検討されることがあります。歯を失う本数が増えると、食べ物を十分に噛めなくなるだけでなく、発音や見た目、噛み合わせのバランスにも影響が及ぶことがあります。また、残っている歯に過度な負担がかかり、さらに歯を失うリスクが高まることもあります。
すべての歯を1本ずつインプラントにするとは限らず、数本のインプラントで人工歯を支える治療方法が選択されるケースもあります。顎の骨の状態や全身の健康状態、生活背景などを総合的に評価したうえで、総入れ歯を含めた複数の治療法を比較し、自分に合った方法を検討することが大切です。
歯周病や重度の虫歯で保存が難しい場合
重度の歯周病や大きな虫歯によって多くの歯を残すことが難しい場合も、全部インプラントが検討されることがあります。歯周病は歯を支える骨が溶ける病気であり、進行すると歯が大きく揺れたり抜歯が必要になったりすることがあります。また、虫歯が歯の根まで進行し、修復が困難な場合も抜歯を選択することがあります。
ただし、歯を抜けばすぐにインプラント治療が行えるわけではありません。歯周病の炎症を十分に改善し、お口の環境を整えることが重要です。必要に応じて骨造成などを検討する場合もあるため、まずは精密検査を受け、現在の状態に適した治療計画を立てることが大切です。
総入れ歯が合わず悩んでいる場合
総入れ歯を使用していて、「外れやすい」「しっかり噛めない」「話しにくい」といった悩みを抱えている方では、全部インプラントを検討するケースがあります。総入れ歯は顎の骨や歯ぐきの上に載せて使用するため、骨が痩せている場合には安定しにくくなることがあります。
一方、インプラントを利用した固定式の治療や、インプラントで入れ歯を支える方法では、噛みやすさや安定性の向上が期待できる場合があります。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、顎の骨の状態や全身の健康状態などを総合的に評価して判断されます。現在の入れ歯に不満がある場合は、我慢を続けるのではなく、どのような選択肢があるのか一度歯科医院で相談してみることが大切です。
全部インプラントは、多くの歯を失った場合や重度の歯周病・虫歯で歯の保存が難しい場合、総入れ歯が合わない場合などに検討される治療法です。お口や全身の状態を総合的に診断し、自分に適した治療方法を選択することが重要です。
3. フルマウスインプラントにはどのような治療方法がある?

オールオン4(All-on-4)など固定式治療の考え方
多くの歯を失った場合でも、すべての歯を1本ずつインプラントにするとは限りません。その代表的な治療法の一つがオールオン4(All-on-4)です。これは、片顎あたり一般的に4本以上のインプラントを顎の骨に埋入し、その上に複数本分の人工歯を固定する方法です。
総入れ歯のように取り外す必要がない固定式治療として選択されることがあります。ただし、すべての方に適応するわけではなく、骨の状態や噛み合わせ、全身の健康状態などを総合的に評価したうえで治療方法が検討されます。
まずは精密検査を受け、自分に適した選択肢を確認することが大切です。
必要本数はどのように決まる?
フルマウスインプラントで必要となるインプラントの本数は、一律ではありません。顎の骨の量や質、噛む力、残っている歯の状態、希望する治療方法などを総合的に評価して決定されます。
例えば、固定式の人工歯を支える場合でも、オールオン4のように比較的少ない本数で支える方法もあれば、より多くの本数を使用して設計するケースもあります。また、骨造成が必要になる場合もあります。
本数だけで治療の良し悪しが決まるものではなく、安全性や長期的な安定性を考慮した設計が重要です。そのため、歯科用CTなどによる精密な診査・診断をもとに、一人ひとりに適した治療計画を立てることが大切です。
一人ひとりに合わせた治療計画の重要性
フルマウスインプラントでは、お口の状態や生活背景が患者さんごとに異なるため、画一的な治療方法が当てはまるわけではありません。顎の骨や歯ぐきの状態、噛み合わせ、全身疾患の有無、喫煙習慣、年齢などを総合的に評価したうえで、無理のない治療計画を立てることが重要です。
インプラントだけでなく、総入れ歯や部分的なインプラント治療など、複数の選択肢を比較しながら検討することもあります。
治療期間や費用、術後のメンテナンスまで含めて十分に理解し、納得したうえで治療方法を選択することが、長期的な満足度につながります。不安や疑問がある場合は、カウンセリングで相談しながら判断を進めることが大切です。
フルマウスインプラントには、オールオン4をはじめとするさまざまな治療方法があります。必要なインプラントの本数や治療方法は、骨の状態や噛み合わせなどを総合的に評価したうえで、一人ひとりに合わせて決定されます。
4. 全部インプラント治療の流れと治療期間

初診・精密検査・治療計画
全部インプラントを検討する際は、まず初診で現在のお口の状態や全身の健康状態、治療への希望などを確認します。その後、歯科用CTやレントゲン、口腔内写真、噛み合わせの確認などの精密検査を行い、顎の骨の量や質、神経・血管の位置を詳しく把握します。
これらの検査結果をもとに、インプラントが適応となるか、必要なインプラントの本数や骨造成の必要性などを総合的に判断します。また、総入れ歯やブリッジなど他の治療法も含め、それぞれの特徴や治療期間、費用について説明を受けたうえで、自分に合った治療計画を選択することが大切です。
手術から仮歯・最終補綴までの流れ
治療計画が決まると、必要に応じて抜歯や骨造成を行った後、インプラントを顎の骨へ埋入する手術を行います。その後は、インプラントと骨がしっかり結合するまで一定期間待機し、状態に応じて仮歯を装着する場合があります。
骨との結合が確認できた後に、最終的な人工歯(補綴物)を装着して治療が完了します。全部インプラントでは、お口の状態や治療方法によって治療の流れが異なるため、一人ひとりに合わせた治療計画が重要です。治療後も長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスを継続することが欠かせません。
治療期間が長くなるケース
全部インプラントの治療期間は、お口の状態や治療内容によって異なります。例えば、骨の量が不足していて骨造成が必要な場合や、重度の歯周病の治療を優先する場合には、治療開始から最終的な人工歯の装着まで通常より長い期間を要することがあります。
また、抜歯後に骨や歯ぐきの回復を待つ必要があるケースや、全身疾患の管理を行いながら慎重に治療を進める場合もあります。治療期間が長くなることは、安全性や長期的な安定性を優先した結果である場合も少なくありません。予定される治療期間や通院回数については、事前のカウンセリングで十分に確認し、納得したうえで治療を進めることが大切です。
全部インプラントは、精密検査・治療計画・手術・メンテナンスまでを含めた長期的な治療です。治療期間には個人差がありますが、安全性と長期的な安定性を考慮した計画で進めることが重要です。
5. 全部インプラントのメリットと注意点

しっかり噛みやすくなることが期待できる
全部インプラントは、顎の骨に固定されたインプラントで人工歯を支えるため、総入れ歯と比べて安定した噛み心地が期待できる治療方法です。食事中に入れ歯がずれたり外れたりする不安が少なくなり、肉や野菜などさまざまな食品を噛みやすくなる場合があります。
また、噛む力が安定することで食事を楽しみやすくなるだけでなく、発音や会話のしやすさにつながることもあります。ただし、治療後すぐに普段通り噛めるわけではなく、インプラントが骨と結合するまで一定期間が必要です。長く快適に使用するためには、適切な治療計画と治療後の継続的な管理が重要になります。
見た目や会話への影響
全部インプラントは、見た目の自然さにも配慮しながら治療計画が立てられます。歯の色や形だけでなく、口元全体のバランスや歯ぐきとの調和も考慮することで、自然な印象を目指します。
また、総入れ歯のように装置が動くことが少ないため、会話中のずれや外れを心配しにくくなり、発音しやすくなることも期待されます。ただし、天然歯とまったく同じ状態になるわけではありません。お口の状態や骨・歯ぐきの条件によって仕上がりは異なるため、治療前に期待できることや注意点について十分な説明を受け、納得したうえで治療方法を選択することが大切です。
外科手術やメンテナンスが必要になる点
全部インプラントは多くのメリットがある一方で、外科手術を伴う治療であることや、治療後も継続的なメンテナンスが必要になる点を理解しておくことが重要です。顎の骨の状態によっては骨造成などの追加治療が必要になる場合もあり、治療期間が長くなることがあります。
また、インプラントは虫歯にはなりませんが、歯ぐきに炎症が起こるインプラント周囲炎を予防するためには、毎日のセルフケアと定期的な専門的メンテナンスが欠かせません。治療方法を検討する際には、手術だけでなく治療後の管理まで含めて理解し、長期的な視点で選択することが大切です。
全部インプラントは、噛みやすさや見た目の自然さが期待できる一方で、外科手術や継続的なメンテナンスが必要です。メリットだけでなく注意点も理解したうえで、長期的な視点で治療方法を検討することが重要です。
6. 総入れ歯とインプラントで迷ったときの考え方

それぞれのメリット・デメリット
総入れ歯とインプラントには、それぞれ異なる特徴があります。総入れ歯は外科手術を行わず比較的短期間で治療を進めやすく、身体への負担を抑えられる点がメリットです。一方で、装着時の違和感やズレ、噛む力の低下を感じる方もいます。
インプラントは顎の骨に固定されるため、安定した噛み心地が期待できる点が特徴です。食事や会話がしやすくなる場合がありますが、外科手術が必要であり、治療期間や費用、治療後のメンテナンスも考慮しなければなりません。
どちらが優れているというものではなく、お口の状態や希望に応じて適した方法を選ぶことが大切です。
ライフスタイルに合わせた選択
治療方法を選ぶ際は、お口の状態だけでなく、日常生活との両立も重要な判断材料になります。例えば、食事をしっかり楽しみたい方や、入れ歯の取り外しに抵抗がある方はインプラントが選択肢となることがあります。
一方、外科手術への不安が大きい方や、通院回数・身体への負担をできるだけ抑えたい方は、総入れ歯が適している場合もあります。また、全身の健康状態や服用中の薬、介護を受ける可能性など、将来を見据えた視点も欠かせません。
ライフスタイルや価値観も含めて総合的に検討することで、自分に合った治療方法を選びやすくなります。
費用だけで判断しないことが大切
治療方法を比較する際、費用は重要な要素ですが、それだけで判断することはおすすめできません。インプラントは初期費用が高くなる傾向がありますが、適切なメンテナンスを継続することで長期間使用できる可能性があります。
一方、総入れ歯は初期費用を抑えやすいものの、経年的な調整や作り直しが必要になることもあります。噛みやすさや日常生活での使い心地、将来的な管理方法まで含めて比較することが重要です。
治療にかかる総合的な負担や期待できる生活の変化を理解したうえで、納得できる治療方法を選ぶためにも、歯科医院で十分な説明を受けることが大切です。
総入れ歯とインプラントには、それぞれ異なる特徴があります。治療期間・費用・噛み心地・身体への負担・ライフスタイルなどを総合的に比較し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。
7. 全部インプラントの適応を左右するポイント

顎の骨や歯ぐきの状態
全部インプラントを検討する際には、まず顎の骨や歯ぐきの状態を詳しく確認することが重要です。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定する治療であるため、十分な骨の量や質が確保されていることが望まれます。
また、歯ぐきに炎症がある場合や歯周病が進行している場合には、そのまま治療を進めるのではなく、まず歯周病の治療を優先することが一般的です。歯を多く失っている方でも、骨や歯ぐきの状態を総合的に評価することで治療の選択肢が見えてくることがあります。
そのため、見た目だけでは判断せず、歯科用CTなどを活用した精密な検査を受けたうえで、自分に適した治療方法を検討することが大切です。
全身の健康状態や生活習慣
全部インプラントの適応は、お口の状態だけでなく全身の健康状態や生活習慣も大きく関係します。例えば、糖尿病のコントロールが不十分な場合や重い全身疾患がある場合には、傷の治りや感染のリスクを考慮しながら慎重に治療計画を立てる必要があります。
また、喫煙は血流を低下させ、インプラントと骨の結合や治療後の経過に影響を及ぼす可能性があることが知られています。さらに、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合は、インプラントへ過度な力が加わることもあるため、必要に応じて対策を検討します。
こうした要素を総合的に評価することで、より安全性に配慮した治療計画につなげることができます。
骨造成が必要になるケース
顎の骨が不足している場合でも、すぐに「全部インプラントはできない」と判断されるわけではありません。骨の高さや厚みが足りないケースでは、骨造成と呼ばれる治療によって骨の量を補うことが検討される場合があります。
GBR(骨再生誘導法)やサイナスリフトなど、代表的な方法は不足している部位や程度に応じて選択されます。ただし、すべての患者さんに骨造成が必要となるわけではなく、インプラントの埋入位置や本数を工夫することで対応できるケースもあります。
そのため、骨造成が必要かどうかは、歯科用CTなどによる精密な診査・診断を行い、全身状態や治療全体の計画を踏まえて総合的に判断することが重要です。
全部インプラントの適応は、顎の骨や歯ぐきの状態だけでなく、全身の健康状態や生活習慣も含めて総合的に判断されます。骨が不足している場合でも、骨造成などの選択肢を含めて検討できるケースがあります。
8. 治療後に長く快適に使うために大切なこと

毎日のセルフケア
インプラントを長く快適に使い続けるためには、治療後の毎日のセルフケアが欠かせません。インプラント自体は虫歯になりませんが、周囲の歯ぐきに汚れがたまると炎症が起こり、インプラント周囲炎につながる可能性があります。
天然歯と同じように丁寧な歯磨きを行うことに加え、歯間ブラシやデンタルフロスを活用して歯と歯ぐきの境目まで清掃することが大切です。また、磨き残しが多い部分は患者さんごとに異なるため、歯科医院で適切なセルフケア方法の指導を受けることも役立ちます。毎日の積み重ねが、インプラントを長持ちさせるための基本になります。
定期メンテナンスの重要性
インプラントは治療が終われば完了ではなく、その後の定期メンテナンスまで含めて考えることが重要です。歯科医院では、歯ぐきの状態や噛み合わせ、被せ物の緩みの有無、セルフケアで落としきれない汚れなどを専門的に確認します。
インプラント周囲炎は初期には自覚症状が少ないこともあるため、定期的なチェックによって小さな変化を早期に発見しやすくなります。また、噛み合わせは年齢や残っている歯の変化によって少しずつ変わることがあるため、必要に応じて調整を行うこともあります。長期的な安定を目指すためには、セルフケアと定期メンテナンスの両方を継続することが大切です。
インプラント周囲炎を予防するためのポイント
インプラントを長く使い続けるうえで注意したいのが、インプラント周囲炎の予防です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に細菌が増え、歯ぐきや顎の骨に炎症が起こる病気です。進行するとインプラントを支える骨が減少し、ぐらつきにつながることもあります。
予防には、毎日の丁寧なセルフケアと定期的な専門的クリーニングが基本となります。また、喫煙や歯ぎしり、食いしばりなどはインプラントへの負担を大きくする要因となるため、生活習慣の見直しも重要です。歯ぐきの腫れや出血、違和感などの変化に気付いた場合は放置せず、早めに歯科医院で相談することが長期的な安定につながります。
インプラントを長持ちさせるためには、毎日のセルフケアと定期メンテナンスの継続が欠かせません。さらに、インプラント周囲炎を予防するためには、生活習慣にも気を配り、異変を感じた際には早めに相談することが大切です。
9. 大杉歯科医院がフルマウスインプラント治療で大切にしていること

精密検査をもとに治療方法を総合的に提案
フルマウスインプラントは、お口全体を対象とする大きな治療であるため、十分な診査・診断を行ったうえで治療方法を検討することが重要です。大杉歯科医院では、現在のお口の状態だけでなく、顎の骨や歯ぐきの状態、噛み合わせ、残っている歯の状態、全身の健康状態などを総合的に確認し、一人ひとりに適した治療計画を立案しています。
すべてのケースでインプラントを前提とするのではなく、治療の目的や生活背景も踏まえながら治療方法を検討しています。患者さんが納得して治療を選択できるよう、一つひとつ丁寧に説明することを大切にしています。
CTを活用した診査・診断と治療計画の立案
フルマウスインプラントでは、顎の骨の量や厚み、神経や上顎洞の位置などを正確に把握することが、安全性に配慮した治療計画につながります。大杉歯科医院では、歯科用CTを活用し、お口の状態を立体的に確認したうえで診査・診断を行っています。
これにより、インプラントの埋入位置や本数、骨造成が必要かどうかなどを総合的に検討することが可能になります。さらに、治療後の噛み合わせや清掃性まで見据えながら、長期的な安定性に配慮した治療計画の立案に努めています。
インプラント・総入れ歯を含めた複数の選択肢を整理するサポート
「すべてインプラントにしたい」と考えて相談される方でも、診査の結果によっては、総入れ歯やインプラントオーバーデンチャー(インプラントで支える入れ歯)など、別の治療方法が適している場合もあります。
大杉歯科医院では、インプラントだけを勧めるのではなく、それぞれの治療方法の特徴やメリット・注意点を整理しながら説明することを大切にしています。費用や治療期間、メンテナンス方法、将来的な管理まで含めて比較し、患者さんが十分に理解・納得したうえで治療方法を選択できるようサポートしています。
フルマウスインプラントでは、精密な診査・診断をもとに、お口の状態や生活背景を踏まえた治療計画を立てることが重要です。インプラントだけでなく、総入れ歯やインプラントオーバーデンチャーなども含めた複数の選択肢を比較し、納得したうえで治療方法を選択できるようサポートしています。
10. 全部インプラント・総入れ歯に関するよくある質問(FAQ)

全部インプラントにすることは本当にできますか?
歯をすべて失った場合でも、インプラントによる治療が検討できるケースはあります。ただし、すべての歯を1本ずつインプラントに置き換えるとは限りません。顎の骨の状態や噛み合わせ、全身の健康状態などを総合的に評価したうえで、必要な本数や治療方法が決定されます。
例えば、少ない本数のインプラントで人工歯全体を支える治療法が選択されることもあります。まずは精密検査を受け、ご自身のお口の状態でどのような治療方法が考えられるのか確認することが大切です。
総入れ歯からインプラントへ変更できますか?
現在総入れ歯を使用している方でも、インプラント治療を検討できる場合があります。入れ歯が外れやすい、しっかり噛めない、痛みがあるなどのお悩みから相談される方も少なくありません。
長期間歯がない状態が続くと顎の骨が痩せていることがあり、骨の状態によっては骨造成などの治療が必要になる場合もあります。また、インプラントだけでなく、インプラントで入れ歯を安定させる方法など複数の選択肢が考えられます。現在の入れ歯に不満がある場合は、一度相談してみるとよいでしょう。
オールオン4とはどのような治療ですか?
オールオン4とは、一般的に片顎あたり4本程度のインプラントを埋入し、その上に固定式の人工歯を装着する治療方法を指します。すべての歯を1本ずつインプラントにする方法とは異なり、少ない本数で歯列全体を支えることが特徴です。
ただし、「4本」と名前が付いていても、骨の状態や噛み合わせによっては5本以上のインプラントが選択されることもあります。どの方法が適しているかは、お口の状態を詳しく調べたうえで判断されます。
すべての歯を1本ずつインプラントにする必要がありますか?
必ずしもすべての歯を1本ずつインプラントにする必要はありません。現在では、数本のインプラントで人工歯全体を支える治療方法も広く行われています。
必要以上に本数を増やすのではなく、顎の骨の状態や噛み合わせ、清掃性、長期的な管理のしやすさなどを総合的に考慮して治療計画が立てられます。そのため、「全部インプラントにしたい」と考えていても、実際にはより負担の少ない治療方法が提案されることもあります。
治療期間はどのくらいかかりますか?
フルマウスインプラントの治療期間は、お口の状態や治療内容によって異なります。一般的には、精密検査から手術、骨とインプラントが結合する期間、最終的な人工歯の装着まで数か月かかることが多くあります。
抜歯や骨造成が必要な場合には、さらに期間が延びることもあります。一方で、条件が整っている場合には、比較的早い段階で仮歯を装着できるケースもあります。治療期間は一律ではないため、検査結果をもとに具体的なスケジュールを確認することが大切です。
骨が少ないと言われても治療できる可能性はありますか?
顎の骨が少ないと言われた場合でも、必ずしもインプラント治療ができないとは限りません。骨造成によって骨の量を補う方法や、骨の残っている部分を活用した治療計画が検討されることもあります。
また、インプラントの埋入位置や本数を工夫することで対応できるケースもあります。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、CT検査などで骨の状態を詳しく確認したうえで判断されます。他院で難しいと言われた場合でも、別の治療方法が提案される可能性もあるため、一度相談してみることも選択肢の一つです。
全部インプラントの費用はどのくらいですか?
全部インプラントの費用は、必要なインプラントの本数や人工歯の種類、骨造成の有無などによって大きく異なります。そのため、一律の費用を示すことはできません。
費用だけで判断するのではなく、診査・診断の内容や治療計画、メンテナンス体制なども含めて比較することが大切です。まずはカウンセリングを受け、見積もりや治療内容について詳しく説明を受けると安心です。
高齢でも全部インプラントは検討できますか?
インプラント治療には明確な年齢の上限はありません。高齢だからという理由だけで治療ができないわけではなく、顎の骨の状態や全身の健康状態、手術に耐えられる体力、治療後のセルフケアや定期的な通院が可能かどうかなどを総合的に評価して判断されます。
糖尿病などの全身疾患がある場合でも、病状が安定していれば治療を検討できるケースがあります。年齢だけで諦めるのではなく、まずは現在の健康状態を確認したうえで相談することが大切です。
治療後は好きなものを噛めるようになりますか?
インプラントが顎の骨としっかり結合し、最終的な人工歯が装着されれば、多くの方で食事のしやすさの改善が期待されます。これまで総入れ歯では噛みにくかった肉類や野菜などが食べやすくなる場合もあります。
ただし、極端に硬いものを無理に噛むことや、歯ぎしり・食いしばりによる強い力はインプラントへ負担をかける可能性があります。長く快適に使用するためには、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスを継続することが重要です。
まず何から相談すればよいですか?
「全部インプラントにできるのか」「総入れ歯とどちらが自分に合っているのか」と迷っている場合は、まず現在のお口の状態を確認することから始めましょう。
診察では、歯ぐきや顎の骨、噛み合わせ、全身の健康状態などを総合的に確認し、それぞれの状態に応じた治療方法が検討されます。また、治療期間や費用、メンテナンス方法、治療後の生活についても詳しく相談できます。疑問や不安を整理し、複数の治療方法を比較しながら納得して選択することが大切です。
「本当に納得できる」インプラント治療を
三重県津市で
審美インプラント治療専門外来
監修:大杉歯科医院
所在地〒:三重県津市河芸町東千里175-2
電話番号☎:059-245-5358
*監修者
大杉歯科医院 院長 大杉 和輝
*出身大学
愛知学院大学
*経歴
・2015年4月:医療法人社団石川歯科 勤務
・2021年12月:医療法人大杉歯科医院 院長就任
*所属
・5D-Japan
・OJ(Osseointegration study club of Japan)会員
・日本臨床歯周病学会会員
・日本口腔インプラント学会会員
・日本顕微鏡学会会員
・静岡県口腔インプラント研究会会員
・SPIS(Shizuoka Perio implant Study)会員
